今朝は少し早く目が覚めたので、近所のパン屋さんに寄ってから出勤することに。普段はコンビニのパンで済ませてしまうけど、たまには焼きたてのパンが食べたいなと思って、開店直後のパン屋さんへ。
店内に入ると、香ばしい匂いがふわっと広がっていて、それだけでもちょっとテンションが上がる。棚には焼きたてのクロワッサンやカレーパン、チーズフランスなんかが並んでいて、どれにしようか迷ってしまった。
そこに、私の少し前を歩いていた年配の男性が「このバゲット、硬いけど噛みしめるとすごく味があるんですよ」と、店員さんと話しているのが聞こえてきた。特に私に話しかけたわけではないけど、なぜかその言葉が頭に残って、気がついたら自分もバゲットをトレーに乗せていた。
家に持ち帰って食べてみると、確かにかなりしっかりした歯ごたえ。でも噛んでいるうちに小麦の味がじわっと口に広がって、何とも言えない満足感があった。バターも何もつけずにそのまま食べたけど、それでもおいしい。
思えば最近は「手軽さ」や「時短」ばかりを優先していた気がするけれど、たまには時間をかけて味わう朝もいいものだなと実感。いつもより少しだけ早く起きるだけで、こういう余白のある時間が作れるんだなと思うと、ちょっと得した気分になる。
そしてなにより、知らない誰かの何気ないひとことが、こんなふうに自分の朝の楽しみを広げてくれることがあるんだと感じた出来事でした。
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